1,記事のカテゴリ構造について
Joomla にとって記事のカテゴリ分類というのは非常に重要な意味を持ってきます。それはコンテンツの構造がツリー型になっている場合も有効で、ブログのようなリニアな構造と違い、目的の記事により早く到達できる構造になっているといえます。
一般的なブログの場合、記事のカテゴリがないものも多く、それらを補足する意味で「タグ」という機能が生まれましたが、Joomlaにおいてはカテゴリが先で、のちにタグにも対応したという流れです。
記事がカテゴリに分かれているということは、サイトにおけるサイトマップとの連携が作りやすく、直感的なサイト構造を作りやすいということになります。
2、カテゴリ構造の特徴
記事がカテゴリ内に構築されることによって、それら分類が簡単になり、下記のような利点が出てきます。
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整理と構造化:カテゴリによって記事が適切に整理され、サイト全体の構造が維持されます。訪問者は必要な情報を簡単に見つけることができます。
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ナビゲーションの向上:カテゴリごとにメニューやサイドバーを作成することで、ユーザーのナビゲーションが向上します。それにより、ユーザーが関心のあるトピックを素早く見つけることができます。
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SEO対策:カテゴリによる分類はSEOに有利です。適切なキーワードで記事をグループ化することで、検索エンジンのクローラーがサイトを理解しやすくなり、検索ランキングが向上します。
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コンテンツのバリエーション:異なるカテゴリによって、多様なトピックをカバーすることができます。ユーザーの関心を引き付け、サイトの訪問者数を増やす助けとなります。
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管理の容易化:カテゴリ別に記事を整理することで、コンテンツの管理が簡単になります。新しい記事の追加や既存の記事の編集が効率的に行えます。
例えば、Joomlaでブログは作れますかと質問を受ける場合がありますが、Joomlaの場合、そのコンテンツの構造がきちんと分類されているため、ブログというカテゴリを作ればそれを時系列で並べるメニューを作ることができますが、どんなカテゴリでも時系列順に配置することが可能であり、ブログにすることが可能となります。
またもちろん例えばニュースカテゴリなどがあった場合、それらをいろいろな形で表示することができるモジュールというパーツが有料無料で出ているため多彩な表現も可能です。
3,記事
記事はカテゴリ内に収まっているコンテンツのことを指し、トップ以外のコンテンツはこの「記事」で成り立っていることが多いです。サイト完成後の作業はもっぱらこの記事を修正追加することになるでしょう。