Joomlaのユーザ管理においては、管理されるグループの管理と管理権限の適応半ともいえるアクセスレベルとの組み合わせで多彩な管理が可能となっています。
1.ユーザーについて
基本的にデフォルトでのJoomlaのユーザーは、以下の3項目から成り立っていいるといえるでしょう。そのほかの設定もありますがそれらはユーザーの情報としては重要度が低いものと考えていもいいと思います。
- 名前
サイト内でその記事の「作者名」として表示される名前(表示非表示は制御可能) - ログイン名
ログインに使われる名前であり、サイト内の名前とは区別されている。このため、上記の「名前」がサイト内に表示されてもセキュリティー的には問題がない。 - メールアドレス
メールアドレスは必ず設定する必要があります。それによってユーザーの認証などを行うこともできますが、基本システムではメールアドレスによる認証機能はなく、他のエクステンション等で設定が可能です。
この3つにパスワードを含んだ4つの項目が個人情報的扱いとなると考えてください。逆に言えばこの項目以外はデフォルトで設定されていません。つまり住所などの項目は基本設定の中にはないわけですがそれらを「フィールド」という形で追加することもできます。
そのほかの設定
そのほかにもいくつか重要な設定がありますの簡単に説明します。
- 灰色のエリアはシステムが表示している情報
- システムメールの受信
この項目をはいにすると、システムのアップデートのお知らせなどが届くようになるため、最高権限者のみに与えるのが基本となる - ユーザの状態でブロックも可能
このユーザーの属するグループ
ユーザーの属しているグループを設定する部分です。事前に分類されているユーザーグループへの参加を設定しますが、多重に参加することも可能となっています。
基本設定
このタブ内ではユーザの使用言語、使用テンプレートなどの設定が可能です。また利用できるHTMLエディタの設定が可能なため、この人には簡易なエディタ、この人には高度なエディタを使わせる的な利用が可能です。
ユーザーのアクションログオプション
正直言えばこの機能使ったことないので推測ですが、ユーザーの使用状況などが管理にメールで送られる機能だと思います。
2.ユーザグループ
基本的な管理のためのグループですが、これはユーザーをグループ化して後に出てくるアクセス権と連携することでユーザーができることを制御します。
このためグループそのものに何らかの制限を設定するわけではなく、アクセス権のほうで細かい設定が可能となっています。
2.アクセスレベル
具体的なアクセス管理はここで行われます。
これらのアクセス権限には様々な設定が可能ですが、実際のアクセス権限をここで設定するわけではありません。実際設定するのは各モジュールや、コンポーネント、また記事、カテゴリなどそれぞれの項目においてアクセス権との関連で設定が行われます。
例えばある一定のカテゴリの記事に関しての表示非表示などを設定するときの流れを説明します。
会員だけが表示できるカテゴリを作ってログインした時に表示できるようにしたいとします。その場合の記事を別項目で作成します。